誰よりも愛してくれなきゃ××




─…

──…




「んじゃあ、俺、次移動だから行くわ」



そう言って腰を起こし、軽くズボンを叩いて、焼きそばパンやら紙パックのゴミが入った袋を片手に、


教室と廊下を繋ぐ扉へ向かっていく孝太さん




その姿をなんとなく目で追いながら



「あー…あざました」


俺の頭ん中では、言われたばかりの言葉達が、何度も何度も往復していた








『あぁーっ!孝太くん!!や〜ぁっと見つけたぁ〜!やっさし〜ぃ美奈ちゃんが教科書持ってきてあげなかったら遅刻するとこだったねぇ〜?』


『おう、さんきゅ!後でなんか奢んねぇとな!』


『さっすが孝太くん!話がわっかる〜ぅ!!』




廊下から聞こえる2人の会話はBGM


移動教室へ歩を進めているのか、音が遠退いていく