ピクッと反応して声の主を探すと 「美奈に隠し事はできないんだからねぇ~?」 美奈って奴が得意気に笑っていた 「…すんません、じゃぁ失礼します」 なにもんだこの女 そう思いつつペコッと軽く4人に頭を下げて、俺なりに心愛の元へ急ぐ 「…………」 本当に"ただの幼なじみ"のままでいいのか? もし、アイツの隣を俺じゃねぇ男が歩いてんのを見て平気でいられんのか? 想像すればするほど、 俺の中で何かが変わっていくのを感じた