「…はぁ」
バカすぎる
バカすぎるよ、あたし
もはや幼稚としか言えない自分の思考に漏らした溜め息
それをどういう風にとったのか
「変えてあげよっか、あたしが
彼好みに」
そう言ってメイクポーチを顔の横にそえて笑うみみちゃんが、キラキラして見えた
◆◇
なぁんてみぃの神様みたいな言葉に乗せられてメイク大好きちゃんになったんだよね、そういえば
今となっては懐かしいよ
みぃとメイクとの、衝撃的な出会い
「しっかし何で気付かないかねー、奏斗くんは」
「鈍感だからしょうがないよ」
そっ、しょうがない
もう慣れたよ、さすがにね
ははって、苦笑いしかできないけど



