親父さんのどこが気にくわねぇのか、俺にはさっぱりわかんねぇけど 「…………」 アイツ、カルシウム足りてないんじゃねぇの? ま、ミルクティ飲ましとけばなんとかなっか 牛乳入ってっし 心愛=ミルクティだし 突然の名案に階段の前でふと立ち止まっていた俺は、再び歩みを進める 「…………」 数分前にはなかった目的地ができたところで ポケットに手を突っ込み、足をずって歩くクセは変わるわけじゃねぇ ダラダラと、自販まで向かう