俺の意識がぶっ飛んだわずかの隙に、手の中にあった鏡は、簡単に連れ戻されていた その時に触れた心愛の手が 「冷てっ」 氷のように冷たくて、思わず顔に力が入る 「なんだその手っ!どんだけ手ぇ冷てぇんだよ!」 血が通ってないんじゃねぇかと思うほど、真っ白い指 だけど当の本人は、大したことじゃないとでも言うように、暢気に鏡を開いている