「…はぁ」
なにを勘違いしたのか自己紹介をしてくれた彼女
ご丁寧に左手まで差し出して握手を求められたけど、そこは軽くスルーで
「かはっ!名乗ろうよ!まぁいーや」
切り替えはやっ!いーのか!
危うく口開きかけたよ!渋々だけど
にしてもこの子、笑い上戸?
さっきから全く笑えないとこで吹き出してる気がするんだけど
「で?」
会話の途中で足を組み替えた『みみちゃん』って子をつい、まじまじと観察してしまう
「彼とはどこまでいった?」
「へ?」
いきなりあたしの辺鄙な頭の予想範囲を上回る質問に、間抜けで無防備な声が漏れる
「付き合ってるんでしょう?彼と」



