◆◇ 「…最悪」 ガラス1枚向こう側 ライトアップされてキラキラと輝く、大きなクリスマスツリーを眺めながら呟く 「は?お前、なにブータレてんの?」 頬杖をついて唇を尖らせているあたしの顔を、覗き込んでくる、奏斗 「………」 この寒い日に、窓際のカウンター席に2人並んで腰掛け、ホットドリンクを飲みながら目の前のツリーを眺める 室内のくせに景色は絶景だし? おまけに凍えないで済んでるし? 普通だったら文句なしの大満足なんだろうけど、 「なんで目の前にあるのに見てるだけなのよ?」