「じゃぁ…キス、した時は?」
知りたいのは、そこ
気持ちがあったか、なかったか
ドキドキと鼓動を打つペースが速くなり、抱えていた膝を、さらにギュッと抱き寄せる
「好きでもねぇやつにキスなんかしねぇだろ、普通」
顎をのせた膝の上で、紅く染まるあたしの頬
緩む口元
「だいたいなぁー、言おうとしたらお前が逃げたんだろ?」
「な…っ!」
逃げたぁあ?!
振り向いて、近くにあったクッションでボンッと奏斗の体を攻撃する
「先に告白されてたら、逃げてないから!!」
「はぁ?別に、どっちでもよくね?」
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