「へっ?!」 多分お父さんも、呆気にとられて奏斗を見つめているんだろうけど 奏斗しか、映らない 奏斗しか照らさない あたしのスポットライト 「俺が1番に愛してやるよ」 「な、に言って…」 振り向かない、奏斗の背中が ユラユラと揺れる 長年押し込めてきたものが全部、瞳から溢れ出る ようやくあたしにも ―… パンドラの箱の底が、見えた気がした