小刻みに体が震えているのが、自分でも分かる 声だって不安定な音を奏でているけど 「もう…いいよ、奏斗」 なに言ったって伝わらない 届かないんだ だから、もう、いい… 「じゃぁ… 俺がもらっていいっすか?心愛のこと」 …え? ドックンと心臓が波打ち、目を見開いて後姿を見上げる 途端に、スポットライトが照らされたような、そんな錯覚に陥る