だからって、何を言うわけでもなく、唇を噛み締め、俯くことしかできない
「こどもに順番つけるっておかしくないっすか?」
「なぁんだー!そのこと?順番つけるなんて当たり前だろー?」
苛立ちを抑えてた奏斗の声とはうって変わって、へラッとした、お父さんの声
当たり前、か…
笑える
そうだね、そうだったね
お父さんはこーゆう人
お父さんにとっては、きっとどーでもいいことなんだ
「……っ!!」
言葉をつまらせてもなお、あたしの代わりに想いを伝えようと、アクションを起こしかけた奏斗のジャンバーの裾をギュッと握る
「も…いいよ…」



