ああ………


永井君は日に日に私に愛想を尽かしていったんだ……


『引っ越し』っていう区切りが出来て、ちょうど良いから切り出したんだ。






そうか~。









うん、わかったよ。











ごめんなさい…永井君。



さようなら。













理由を聞けたはずなのに、心にはモヤモヤがいっぱいで、

大きな声で叫びたくて、寂しくて、






以前永井君に振られた時よりも、数倍も苦しい。


きっとこんな事言わされた永井君だって嫌な思いしていると思うと、
もう、永井君には何も言えない。