爽やか王子と内気少女…その後は?




またすぐにランプが点滅した。



――――――
そっか~!まあ残念だけど、また今度。
また誘うから!
――――――




「用事があるから」と断った私に永井君からメール。




ごめんね。永井君……

でも、あんな事があったばかりで永井君と二人になれない。

どうしても浜田さんの言葉が離れない。

本当にごめんね。




ちゃんと…


ちゃんと考えなきゃ。
自分で答えを出さなきゃ。






考えれば考えるほど暗闇の渦に巻き込まれる。













ゆらゆら……ゆらゆら……


夜の海の様に。


追い詰められる。