今度は県大会になった。

地区と県大会の間が短すぎてあんまり練習ができなかった。

県大会は地区より人が多くて本当に1番緊張した。

アップをすませ、マナとコールをしに行った。

100M予選のスタート。

マナは私より前だった。

マナは1位でゴールしていた。

私は今までで1番良いスタートを切れたと思う。

どんどん加速して1位でゴールした。

予選通過は私が1位でマナが3位。

敵がいた。 2位になったのはカナ。

私達の地区にはいないけど、県大会で来た。

カナはものすごく速かった。

陸上を小学生の時からしていたらしい。

決勝になって、私が4レーン、カナが5レーン、マナが6レーンになった。

隣を走るのがマナじゃなくて悲しかった。

「バンッ!」

私は少し反応が悪かった。

結果はカナが1位。私が3位。マナが4位。

私は悔しかった。 マナは黙っていた。

先生は「これがお前達の今の実力だ。次があるんだからそこで頑張ればいいんだ。」

私もマナもショックが大きくて何も話せなかった。