コツ…コツ…ガラ、 「おっせーよ!お前何してたんだよ!?誰のせいで俺が悪者になってると思って!」 私が振り返ると 背が高くて 整った顔の男の子が 立っていた、 初めて見た時から 私の中の何かが 動き出していて、 これから始まる彼との 物語がこの時の私に どれだけ大切な存在に なるかなんて誰も 知らなかったんだ、 彼と初めて会った 12年前のこと、