「…ち、紗智!」 「!!なな何??」 「何??じゃないよー、急に黙り込むから、体調でも悪いの??」 「ううん、平気。早く行かないと怒られちゃう」 「げっ!やっばーい! 急がない…と…ってああ!紗智危ないっ!!」 「えっ?」 薄れゆく意識の中で唯南の声が聞こえる、 それに混じって誰かの声も響いてる それはどこか懐かしくて優しい声、