「その俺が自分を曲げて200万受け取るって言ってんだからいいだろ?」


「でも……」


「悪いけど、俺にはもう今さらなんだよ。金もナナも…。恨んでるとかじゃないから勘違いはするな」


「そっか、分かった。遅すぎたんだね」


「ああ、悪かったな。付き合ってるとき寂しい思いさせて」


「ううん、あたしのせいだから…でもちゃんと本心をぶつけるべきだった」





ナナは悲しそうに微笑んでるけど、目には涙が溜まっていた。