学校祭の片付けが終わり、僕等はまたいつものメンバーで、教室に残っていた。
「楽しかったねぇ」
と真由美が言うと、皆が自然と笑顔になった。
「でもさ、決勝まで行って、どんぐりころころ歌わなくてもなぁ」
と、岡田が言った。
僕は、何も言わず話をそらした。
「ごめんな、由梨」
「何が?」
「温泉旅行、一緒に行けなくて」
「優勝したって、最初からこうするつもりだったんでしょ?」
「なんだ。バレてたか」
「しかも、優勝した人に頭下げてたでしょ?賞品、ゆずって下さいって」
「見てたの?俺、カッコ悪いなぁ」
「ううん」
・・カッコ良かったよ。
「楽しかったねぇ」
と真由美が言うと、皆が自然と笑顔になった。
「でもさ、決勝まで行って、どんぐりころころ歌わなくてもなぁ」
と、岡田が言った。
僕は、何も言わず話をそらした。
「ごめんな、由梨」
「何が?」
「温泉旅行、一緒に行けなくて」
「優勝したって、最初からこうするつもりだったんでしょ?」
「なんだ。バレてたか」
「しかも、優勝した人に頭下げてたでしょ?賞品、ゆずって下さいって」
「見てたの?俺、カッコ悪いなぁ」
「ううん」
・・カッコ良かったよ。