ものすごい音が廊下に響いた。
「バカぁ!!」
真由美の声だ!
僕は、すぐに解った。
幸太朗が、また真由美を怒らせた様だ。
「静かに!ここ病院!!」
折越が、静かにさせようと真由美を後ろから押さえつけた。
「大丈夫か、幸太朗?しかし、真由美も跳び蹴りするかね、普通?」
岡田は、二人のやり取りが可笑しくて、ただ楽しんでいた。
「なにしてんの?皆で」
僕は呆れて言った。
「来ちゃった」
急に笑顔になる真由美と、そこには、いつもの顔ぶれがあった。
色んな話をした。
誰が付き合って、誰が別れたとか、くだらない噂話に、皆で、久々に楽しんだ。
売店で買い物をして、病室へ戻る途中、岡田は何かに気付いた。
「ちょっ、ちょっと」
「なんだよぉ!」
幸太朗は、急に止まる岡田にぶつかりそうになった。
「急に止まらないでよ!もう、何?!」
折越は、岡田の目の先を追った。
病院の最上階には、180度景色が見渡せる飲食スペースがあった。
窓の外を見て、幸せそうに話している二人の姿があった。
「あの二人、お似合いだよな」
岡田が、小声で言った。
「いいなぁ、アンタもこう支えてくれる男らしい人になれないかね」
真由美は、幸太朗の方を見て、嫌らしそうに言った。
「なんだよそれ、俺はね、優しいの!」
「優しいだけじゃダメなの!」
折越が一喝して、幸太朗はすねた。
「体調、大丈夫?」
「うん」
「よかったな。皆、来てくれて」
「うん。ねぇ、優?」
「ん?」
「もうすぐ、花火大会だね」
「そうかぁ、もうそんな時期か」
「ここから見える花火、すっごく綺麗なんだって。この前、看護士さん言ってた」
「特等席だよな、ここ」
「今年は、優と一緒に見たいなぁ」
「じゃあ、それまでに早く治して、会場に見に行こうよ。浴衣でも着てさ」
「うん。約束だよ」
「約束」
僕は小指を差し出して、由梨と指きりをした。
「バカぁ!!」
真由美の声だ!
僕は、すぐに解った。
幸太朗が、また真由美を怒らせた様だ。
「静かに!ここ病院!!」
折越が、静かにさせようと真由美を後ろから押さえつけた。
「大丈夫か、幸太朗?しかし、真由美も跳び蹴りするかね、普通?」
岡田は、二人のやり取りが可笑しくて、ただ楽しんでいた。
「なにしてんの?皆で」
僕は呆れて言った。
「来ちゃった」
急に笑顔になる真由美と、そこには、いつもの顔ぶれがあった。
色んな話をした。
誰が付き合って、誰が別れたとか、くだらない噂話に、皆で、久々に楽しんだ。
売店で買い物をして、病室へ戻る途中、岡田は何かに気付いた。
「ちょっ、ちょっと」
「なんだよぉ!」
幸太朗は、急に止まる岡田にぶつかりそうになった。
「急に止まらないでよ!もう、何?!」
折越は、岡田の目の先を追った。
病院の最上階には、180度景色が見渡せる飲食スペースがあった。
窓の外を見て、幸せそうに話している二人の姿があった。
「あの二人、お似合いだよな」
岡田が、小声で言った。
「いいなぁ、アンタもこう支えてくれる男らしい人になれないかね」
真由美は、幸太朗の方を見て、嫌らしそうに言った。
「なんだよそれ、俺はね、優しいの!」
「優しいだけじゃダメなの!」
折越が一喝して、幸太朗はすねた。
「体調、大丈夫?」
「うん」
「よかったな。皆、来てくれて」
「うん。ねぇ、優?」
「ん?」
「もうすぐ、花火大会だね」
「そうかぁ、もうそんな時期か」
「ここから見える花火、すっごく綺麗なんだって。この前、看護士さん言ってた」
「特等席だよな、ここ」
「今年は、優と一緒に見たいなぁ」
「じゃあ、それまでに早く治して、会場に見に行こうよ。浴衣でも着てさ」
「うん。約束だよ」
「約束」
僕は小指を差し出して、由梨と指きりをした。


