「…な、なによそれ…」


『要は気の持ち用ぞ』


思わず脱力する私に、神様は悪戯に微笑む。



確かにその通りだけど、

なんか納得いかない…。



文句の一つでも言おうと口を開きかけると、



『ここからは其方一人で精進するのだぞ』


…と、神様が私に囁き掛け、私の背を押した。




「ちょっと…っ」






振り返ると、


そこにはもう神様の姿はなかった…。