エルはそんな空気を一切感じる事もなく、言葉を続けた。


「今日皆に来てもらったのは・・・・・」



…ごくん。
と、唾を呑む音が聞こえそうな、静かな空間が周りを包む。




「・・皆と・・・・
仲良くなるためです」




「「は?」」




想像もしなかった言葉に、一斉にみんなの顔がキョトンとなる。




静寂の中に響き渡ったエルの声は、
異様な雰囲気を作り出していた。



(あれ?
なんか、空気が…)



そう思ってショウの方を見ると、口パクで必死に何かを伝えていた。