「王が?」
ルイス様は眉をひそめた。
「シアンちゃんは俺があずかっとくから♪」
ルイスはシアンの事が少し心配だった。
シアンに何をするかわからない。
でもシアンは一筋縄でいかないからな~
平気か?
「分かった。シアンを頼む。変なことしたら殺すぞ。」
「はいはーい♪」
「いってらっしゃいませ。」
私はしめたっと思った。
この隙に逃げれる!
ルイスが出て行ったあと
「あの…ヴァンさん…お手洗いの場所を教えていただいてもよろしいでしょうか…」
「ああ。ついてってあげるよ。」
「いえ!あの…」
ついてこられては困る…
「ああ!恥ずかしいもんね♪場所はここを出て2つ目の角を曲がったら左側にあるよ。」
変な勘違いをしてくれたヴァン様に感謝…