不満たらたらの圭太の前に着替え終わった夏希が戻って来た。

その姿を見た圭太は

「……」

目が点になった。

無理も無い…

夏希の衣装は、まるで茶摘み娘といった格好だったからだ。

「お前…そんな格好で漕ぐんか?」

圭太が呆れた様な…バカにした様な顔で見てるんで

「協会指定のユニフォームなんで…」

仕方なく答えると

「お前…川ナメとろ?」

マジな顔で圭太が迫って来た。