次の日からも貴方は今まで通り接してくれた。
私はまだ余韻に浸りボーッとしていた。

「どうした?気分でも悪いのか?」
貴方は私にそういって少しニヤリとした。
私はそれだけでドキドキして赤面した。
周りの誰かに気づかれてないかな?とか色々考えてますます恥ずかしくなった。
周りに気づかれないようにするため私は少しだけ貴方と距離を置こうと考えたりもした。

でも距離を置こうとすればする程、貴方への気持ちは募っていった。

しばらくした頃、貴方は
「この前はゴメン。」
って言ったよね。
私は
「大丈夫です・・・。」
そう答えるのが精一杯だった。何も言えなかった。

″なんで謝るの?謝るならあんな事しないで!″

今まで一人で舞い上がってた自分が凄く惨めで悲しくて・・・。

一人で泣いた。

こんな想いするなら貴方に出逢わなければよかった。