夏本番が近づいてきた7月。 明日から夏休みになろうとしていた。 「夏休みも遊ぼうね! ってもあたし忙しいけど…。」 終業式の後、教室に帰る廊下で愛美は言った。 「うん、電話もするよ!」 あたしは笑いながら言った。