「次、理科室なんだって。」 「まじで?実験とかするのかな。」 机から教科書を出しながら、実験を嫌がる愛美。 あたしが愛美の前に立って待っていると、誰かがあたしの肩を叩いた。 「…理科室…、一緒に行ってもいい?」 あたしの後ろにいたのは海原くんだった。 「あ、うん。」 場所が分からないという海原くんと愛美と3人で理科室へ向かった。