「あ、光姫!もうテストだね。」

「うん・・・って、テスト!?」

「うん・・・、先生言ってたじゃん!」


ごめんなさい。
あれから愁斗先輩のことで
頭いっぱいで、先生の話なんか、
これっぽっちも聞いてませんでした。

「ごめん、聞いてなかったね・・・。っていうか、私テストやばいかも・・・。毎回、下から5本指に入る・・・。」

そう、私はかなりのバカ。
勉強なんて今まで気にした事なかった。
だけど、今回気にしたわけ・・・
それは・・・・・・

「今回のテストで赤点取ったやつは、夏休み中の補習来いよー!ちなみに夏休みほとんど潰れるから、覚悟しとけー!」