少女の名前は『樟葉』。 色素の薄い、茶の髪に黒の瞳。 小さな顔にバランスの取れた目鼻立ち。 正に、美少女と呼ぶにふさわしいであろう少女。 僕は少女に『∀』と名付けた。 我ながら、陳腐な名前だと思う。 「嫌だっ!帰らせてよぉ…!」 そうやって泣く姿に、僕はイキそうだった。 僕は変態なのかもしれないね。 確かに最近はオナニーをするだけで、女の中へと侵入する事はなかった。 だから、溜まっているのだろう。