笑うしかないよ〜
声も出ないし…。


関わりたくないけど…
パパの顔もあるし…揺れる私。



いや、行くけどね




ゆっくり近づく…
パッと行ってパッと帰ろうって思ってたのに


楽しそうに電話していたリョータの口から聞こえたのは


「ホンマにりこちゃんの事好きや〜」



これが聞こえた瞬間カッと頭に血がのぼって
自分の意識とは別にひっぱたいていた



悔しい…何でこんなヤツに
振り回されなきゃいけないのよ!



ひっぱたいた頬を触りながら
ゆっくり顔をあげて私を確認するや否や


あからさまに焦った顔をした