さっきまで走っていた道とは違う 茂みにつれこまれ ハァハァと息だけが聞こえる 体が動かない!? 知らない男の人にまたがれて 両手を頭の上で片手だけで押さえつけられていた 雲に隠れていた月が顔を出したとき 私は恐怖で声を失った。 右手に持ってるのは ナイフ…? 「おとなしくしてろよ…」 私にしか聞こえない声で囁く