芸能人のカレ



…寒気がするわ
自分の事しか考えてへん
自分が可愛くて仕方がない



「オレは…事務所がNGなんすよ」


色っぽく絡んでくる紫音さんを
あしらいながら相手をする
ハッキリ言うてやってもいーけど
後々カケルにも迷惑かけてしまう



冷静にそこまで考えてたオレは
紫音さんに対して魅力を感じひんねんな
…って思ってしまった



紫音さんの指がオレの唇を触れた瞬間


扉が開いた