甘くも苦い誘惑に溺れて



「ねぇ。家に上がる?拓也がいいなら、ご飯ぐらい用意するわ?」


「…いいのか?じゃあ、上がらせてもらうよ」




漸くいつもの拓也に戻ったみたいで優しい笑顔で私を見つめる。



拓也の優しい笑顔が好き。



優しい拓也が好きだから。



これからもずっと笑顔で居てね。



今みたいに沢山笑顔を見せて、沢山二人で幸せになろうね。