屋上の扉を開くとそこには数人の男子生徒の中に彰ちゃんが居た。 火の着いた煙草を指に挟んでいて皆一斉に私へと視線を向ける。 「…あ、彰ちゃん…帰ろう?」 「でた!また幼なじみかよ」 「はははっ。彰ちゃんだって。ちゃん付けされてやんの~」 髪が金髪の人も居ればロン毛の人も居る…。 学ランも…学ランじゃないみたいにだぼっとしていて…。 ガラの悪い感じ…。