「次会ったとしても、エッチな事はしないから。期待しないでね」 「端からお前に期待なんかしちゃいねーよ」 鼻で笑うと車を走らせ私から遠ざかって行く彼。 今日は本当に…ありがとう。 彼に話しを聞いて貰えた事で少し楽になれたから、感謝してる。 玄関の鍵を開けようとした時不意に後ろに人の気配がして振り返った。 「…拓也?」 そこには血相を変えて私を見つめる拓也の姿があった。