甘くも苦い誘惑に溺れて



彼は視線がぶつかるとニヤリと意味深な笑みを浮かべて通り過ぎて行く。



相変わらずな冷たい瞳に何を考えているのかわからない表情…。



だけど、この前体を重ねた時には…彼の持っている感情が体中から伝わった気がした。



視線や言葉とは裏腹に私を気にかけながら抱いて居た…。



私の様子を伺いながら体中で求めていた…欲しくて欲しくて仕方ない…そんな感情が伝わってた。