「今まで…周りの事ばかり考えて生きて来た分、これからは少しぐらい我が儘で行ってもいいと思う」 「…でも…私…」 「拓也なら大丈夫よ。きっと…大丈夫。おばさん、優菜ちゃんには幸せになって貰いたいわ」 おばさんは拓也の頭をそっと撫でる。 拓也は…どう思ってるの…? ねぇ…拓也…。 起きてくれなきゃ… 早く目を覚ましてくれなきゃ… 話しが…出来ないじゃない…。