あれ? そう言えば…拓也は? 一緒に乗車していた拓也は無事なの? 私は力の入らない手でやっとの思いで酸素マスクを外し医者を見上げた。 「…先…生……拓也…は?」 言葉を発すると胸にズキンと痛みが走り、苦しくなる。 先生は慌てて酸素マスクを私に付けるとその時、部屋の扉が開く音がした。 …拓也? 開いた扉へと視線を向けるとそこに居たのは…彰ちゃんが立っていた。