「…ヒクッ……さよう…なら…」




私は出来る限りの力を出して彰ちゃんが見えなくなるまで…精一杯手を振った。



もう会えないけれど…。



私はこの先ずっと…あなたの事を忘れない。



楽しく過ごしたあの頃も、心の距離が離れてしまったあの頃の事も。



ずっと忘れない。



もしまた、こっちへ帰って来る事があったとしたら…その時は笑顔で会えるといいな。



さようなら。



私の大切な人。