甘くも苦い誘惑に溺れて



「…昨日。彰が働いている社長の娘さんとの、婚約披露パーティーが行われてな」


「…婚約パーティー」


「元々、社長の娘さんとは付き合ってたみたいだが…この結婚は、私の為でもあるんだよ」


「…どういう事ですか?」


「私が興した事業の為でもあるんだ…」




……何…どう言う事?



おじさんの為でもあるの…?



おじさんは室内の窓へと視線を移し遠くを見つめる様にして話し始めた。