職場へは連絡入れて五日間の有休をもらった。



家に帰り、家族の遺影に手を合わせて私は家を出た…。



ニューヨークへ向かう為に。



たとえ…どんな結果が待っていようと後悔しない為に…前へ進まなきゃいけない。



いつまでも過去の自分で居るのは駄目。



私はもう…



あの頃の私じゃないんだから。



あの頃の何も出来ずただただ時間が流れ後悔に襲われていた頃の私じゃない。