そうこうしているうちに車は空港へと着いて駐車場へと止めた。 私達は急いで車から降りてロビーへと駆け寄る。 「ハァ…ハァ……た、拓也…」 「ハァ……早く探さないとっ」 二人で辺りを見回しながら彰の姿を必死に探した。 もし…彰ちゃんに会えたなら…今度はちゃんと笑って見送ってあげなきゃ。 過去の私達は、もう終わり。 これからはちゃんと前を向いて歩いて行かなきゃね…。