「……くそっ!」 彰ちゃんは倒れている男に強く蹴りを入れると私に着ていたブレザーを着せて軽々と私を抱き上げた。 「…ハァ…ごめん…ね…」 「…お前…何された?」 歩いていた足を止めて眉を寄せたまま私をじっと見つめる。 「…ハァ…薬…飲んじゃった…」 「…マジか?!」 「…う…うん…」 まだ体が熱くて苦しい…。 体中が何とも言えない感覚で…もう私…このまま死んじゃうの…?