みっともない姿を見られたくなくて私は足早に階段を上がろうとした矢先…擦れ違い際に左腕をぐっと掴まれた。 「…その怪我…どうした?」 「…あ…転んじゃって…でも、大丈夫大した事ないから」 じっと見つめる彰ちゃん。 おかしいと…思われたかな。 言い訳が…不自然過ぎたかな。 「…どんくせぇ奴」 ふっと鼻で笑うと腕を離して階段を降りて行った。 よかった…。 ばれなかったみたい…。