「優菜…大丈夫か…?」 私はコクンと頷き微笑んだ。 今度は…拓也が助けに来てくれた。 彰ちゃんが居なくても私には拓也が居る。 これからは…拓也が守ってくれるんだ。 暫くして拓也が起き上がらせてくれて木へ凭れかかると同時にパチパチパチと拍手が聞こえた。 拍手…?誰? 拍手のする方へと視線を向けるとそこには…恭也…彼が居た。