俺の中で、見えない線が薄く繋がった気がした。


失くなったキーケース

八嶋を見るまひるさんのするどい視線

壊されたドアチェーン

八嶋の台詞

チラチラとドアチェーンを気にする彼女


あくまで俺の妄想でしかないから、それでいいんだけどさ……なんとなくそれだけじゃ済まない気がして。



こうして俺は、なんとか彼女を助けられないかと奔走することになったんだ。