『なら、よかった。悪いけど、待ち合わせなんだ。それじゃ、またね。』 またねの部分だけヤケに私に近づき囁く八嶋。 −吐き気がする− ねっとりと耳に残る八嶋の声。 アイツは、きっとまたやってくるだろう……。 『片瀬さん!どうかした?八嶋さん、もう行ったよ?』