「……抱か…せて…下さい……」 そう言うと看護師さんは 私に、花音と栗寿を 抱かせてくれた。 「かわいい……」 私は、手と足の指の数を数え、 5本ちゃんとあると 確認すると、 ほっと安心した。 そこで私は意識を手放し 深い眠りに落ちていった。