それを聞いたとたん、臣はあたしの体を突き放した。



「やだ、まだ途中じゃん。もう終わり?」


「…萎えた。」




 それだけ言うと、臣はすぐに着替え、お金だけおいて部屋を出た。




「…何よ、冗談なのに。」




 冗談なんかじゃなかったけど。