エス・イ―…?


「――――っ!!!」



 あたしは、今見たものが受け入れられなくて、瀧くんとは反対方向に走り出した。



 嫌、嫌、嫌。



 信じない信じない信じない…。




 だけど、頭ではさっきの恥ずかしそうな瀧くんの顔しか出てこない。




 …気づくとあたしは、臣のことを呼び出していた。