とにかくめっちゃ痛かった。


 出産なんて、絶対したくないってくらい痛かった。


 痛かったけど、桐とはもう一生ヤんないだろーし。



 そう思ったから、処女くらい、幼なじみの道楽でやってもいいか、と思えた。



 思えたのに…っ!



「したいんですけど。」



 2週間後、学校からの帰り道にふと桐は言った。